記憶探偵はミルクパズルの謎を紐解くか?

あらすじ


 ――「記憶を失うことは、死んだことと同じだよ」 そう彼女は言った。


「あなたは私に協力するのよ。最初からそう決まっていた」
 高校生活の初日の挨拶で、そんなことを言いだした女がいた。
 女の名前は沢宮明里。席は俺の後ろとなり、ずっと授業中に俺を見つめていた。
 そして放課後――呼び出された俺は、彼女にこう言われた。
「記憶探偵としての活動を本格的に始動したいから、あなたは助手として活動することになった。というわけでよろしくね? ワトソンくん?」

 そこから始まった、『記憶』にまつわる謎とミステリー。
 記憶消失の疾病『ミルクパズル症候群』が世界的に流行してから三年が経過し、記憶のバックアップ技術が一般的になった世界で、俺たちは恐らく全世界唯一であろう記憶探偵の活動を開始することになる――!
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